PDFページを回転する方法
PDFをPDF回転ツールにドロップし、全ページか範囲を選び、90度・180度・270度のいずれかを指定して保存します。回転はドキュメント自体に書き込まれるため、どのリーダーでも誰の目にも横倒しに映りません。ページは再描画されません。テキストはテキストのままで、作業全体がアップロードなしでブラウザ内で完結します。
PDFページを回転する方法とは
横倒しのスキャンは、ある特定の種類の小さな苛立ちです。中身は完全に読めるのに、どのリーダーでも逆向きに表示される。そして誰もが最初に試すリーダーの回転ボタンは、静かに何もしません。ページそのものではなく、ページの見え方を回転しているだけだからです。ファイルを開き直しても、同僚に送っても、別のビューアで開いても、横倒しのページは以前とまったく同じように横倒しのままです。
恒久的な直し方は、回転をドキュメントに書き込むことです。このページでは、サイトのPDF回転ツールを使って、その作業を5ステップで進めます。すべてはブラウザ内で起こります。ファイルはローカルで読み込まれ、ページはPDFページがすでに持っている回転エントリによって回され、結果はそのままあなたのマシンへ保存されます。アップロードもアカウントもなく、ページ内容の再エンコードもありません。回転されたページのテキストは、同じテキストが同じピクセルで、向きだけを変えたものです。
最初のステップの前に知っておく価値のある事実が2つあります。ほとんどの回転の疑問に対する答えを決めるからです。ページの回転は度数——90の倍数——で、仕様に準拠したすべてのリーダーがページを描くときにこの値を加算します。値の設定は安価で可逆的な操作です。そして角度は360で折り返します。270度にあるページに180度をさらに加えると、450ではなく90に着地します。以下のステップはこの2つの事実を両方使います。
手順全体はPDF回転ツールの中で完結します。ファイルをドロップし、ページと角度を選び、結果を保存してください。
/Rotateエントリやページツリーという語に馴染みがなければ、PDFファイルの仕組みを解説したガイドが、回転がファイル自体のどこに宿っているかを示します。
手順
PDFをツールにドロップする
「PDF回転」を開き、ファイルをページにドロップするか、ファイルピッカーを使います。ドキュメントを読むのはあなたのブラウザで、アップロードの手順はありません。ツールは全ページを現在の回転値つきで一覧表示するので、何かを変える前に、手元の状態を把握できます。
確認:横倒しのページも含めて、ドキュメントの全ページが一覧に現れます。パスワードで保護されたファイルは、ここで丁寧に拒否されます。パスワードを持っているなら先に解除してください。持っていないなら、どのツールにも読めません。それは手順の欠陥ではなく、暗号化の働きです。
全ページか、横倒しのページだけかを選ぶ
角度を文書全体に適用するか、範囲に適用するかを選びます。混在文書——横倒しで届いたスキャン添付が3つある報告書——には範囲が向きます。全束が給紙口を横向きのまま通ったスキャンには、全体が向きます。範囲の書き方はツールの選択UIに従います。単一ページもスパンも使えます。
確認:選択内容は回転の前に目に見えます。選ぶつもりのページが、選択済みとして表示されているページのことです。誤った範囲にいま気づくのは安く、後で気づくのは高くつく、まさにそのステップです。
角度を選ぶ——90度、180度、270度
回転を指定します。横向きのまま通ったスキャンには時計回りの90度が定番、上下逆のページには180度、もう片方の横向きには270度です。角度はページがすでに持っている値に加算されます。270度のページに90度を加えれば0に着地します。「いくつ加えるか」はページの現在地についての問いであり、ステップ1のページ一覧がそれを見せてくれています。
確認:自分のページにとっての90と270の違いを言葉にできることが目安です。どちらもページを直立させますが、立たせる向きが違います。当てずっぽうなら、まず1ページだけ回してください。次のステップのプレビューなら、向きの誤りは一目で分かります。
回転し、保存の前に結果を見る
回転を実行し、ページを点検します。変更の実体は、選択した各ページの/Rotateエントリ——描画時にすべての準拠リーダーが従う数値——です。つまりプレビューは、これからすべてのリーダーが表示するものを正確に示します。その生成に再描画は使っていません。テキストは依然テキストで、画像は元の画像のままで、ページ内容は一切触られていません。
確認:横倒しだったページが直立し、選しなかったページは元の向きを保っています。ここで誤った角度を選んでも完全に復旧できます。もう一度回転してください。計算は360で折り返し、失われるものは何もありません。
回転済みのファイルを保存する
結果をダウンロードします。保存されたドキュメントは新しい回転を恒久的に担います。どこで開き直しても、誰に送っても、すべてのリーダーはプレビューが示したとおりに描きます。指示が今やファイルの中に宿っていて、あるビューアの見え方の中にはないからです。ディスク上の元ファイルは無傷です。ダウンロードは新しいドキュメントです。
確認:ダウンロードしたファイルを、最初に使ったのとは別のリーダーで開きます。それが恒久性の全テストです。このページの来歴を何も知らないプログラムへの旅の後も、回転が生き延びているかどうか。
表示の回転とファイルの回転
どのPDFリーダーにも回転操作があり、そのどれもが同じ仕組みで動きます。そのリーダーが、いまこの瞬間、あなた向けにページを描画する方法を変えているだけです。ディスク上のファイルは無傷なので、次のリーダー——あるいは明日の同じリーダー——は昔どおりに描きます。これは「修正」の衣をまとった表示設定にすぎません。
ファイルの回転は、回転をドキュメント自身のメタデータに書き込みます。PDFをメールに添えたりアップロードしたりするときに旅するのはファイルのほうです。2つのボタンの違いはそれこそがすべてであり、上の手順が正しく描画されたウィンドウではなく保存済みのファイルで終わる理由でもあります。修正は、旅する場所に住み着いていなければならないからです。
本物の回転がページを再描画しない理由
各ページをビットマップに描き、そのビットマップを保存し直す——そんなラスタライズ方式で回転するツールは、見た目はそっくりで、実質は劣化したものを生み出します。テキストがテキストでなくなるため、検索、コピー、スクリーンリーダー、シャープな拡大表示が、再描画とともにすべて死にます。見た目のそっくりさこそが、この近道を魅力的にし、被害を静かにするのです。
この手順が書き込む回転はメタデータ、すなわちページの/Rotateエントリであり、ページの内容は一切手を加えられずにコピーされます。ファイルは検索可能でアクセス可能なまま、精細さも当初のままで、1ページも再描画していないため、操作の安さは4ページの文書でも400ページの文書でも同じです。
横倒しで届き、横倒しのままのスキャン
横倒しのPDFのほとんどは、生まれたときから横倒しです。スキャナに給紙した用紙やMDFトレイが回転し、スキャナはセンサーが見たものをそのまま保存した。その経路のどこも、テキストを見ていません。OCRで向きを自前で補正するスキャナもありますが、判断を誤ったとき——ページが混在しているとき——にできるのは、80度ぶんは正しく、残りが一様に間違った文書です。
この出自こそ、本手順に範囲指定ステップがある理由です。スキャンでは、回すべきページと、回す必要のないページが混ざります。「全部回転」しか選べないツールは、正しいページに誤った修正を押しつけます。必要な範囲だけ回転し、すでに正しい多数派のページはそのままにしておいてください。
回転では直らないこと
回転はページを回します。ページの内側で傾いた内容をまっすぐにはしません。わずかに斜めから撮られた写真には傾き補正(デスキュー)が必要で、これは画像への操作であってメタデータへの操作ではありません。意図してテキストを縦に流しているページにも役に立たず、欠けたりぼやけたりしたスキャンを修復することもありません。回転が動かすのはピクセルの向きであって、品質ではないのです。
そして上下逆さまのページへの答えは180であって、90の2回押しではありません。角度は折り返すので、どちらの道でも着地はしますが、1回の操作は1回に越したことはありません。本当に取り返しのつかない隣の操作はページの削除です。回転は逆回転で完全に取り消せます。だからこそ、300ページの文書に施す前に1ページで予行練習をする習慣は、保つ価値があります。
よくある質問
回転は恒久的ですか、それとも自分のPDFリーダーの中だけですか?
恒久的です。それこそがこの手順の主眼です。回転はドキュメント自身の/Rotateエントリに書き込まれ、すべての準拠リーダーがページを描くときにそれを適用します。リーダーの回転ボタンはその点で正反対です。今の表示だけを変え、他ではすべて元に戻ります。保存したら、別のリーダーでファイルを開いて確かめてください。回転は生き残っています。
ページを回転するとPDFの品質は下がりますか?
いいえ。このツールはページを再描画するのではなく、回転の指示を書き込みます。内容は元どおりそのままコピーされます。テキストは選択も検索も可能なまま、画像は元の解像度を保ち、ファイルサイズも実質的に変わりません。回転による品質低下は、ラスタライズという近道の症状です。この手順はその近道を取りません。
PDFの一部のページだけ回転できますか?
はい。ツールは全ページか、選択した範囲を受け付けます。横倒しのスキャン添付が付いた報告書のような混在文書では、この区別こそが重要です。回す必要のあるページだけを選択すれば、残りは現在の向きを保ちます。回転の前に、画面で選択内容を確認してください。範囲の打ち間違いは、事前なら安く直せますが、事後には見えません。
90度と270度の回転の違いは何ですか?
方向です。どちらも横倒しのページを直立させますが、立たせる向きが正反対です。90は時計回りに回し、270は同じ量だけ反時計回りに回します。ページが今どちらに傾いているかで選んでください。ツールはページがすでに担う値にあなたの角度を加算し、角度は360で折り返します。いつでも害なく回し直せます。
回転するとファイルサイズは変わりますか?
変わるとしてもごくわずかです。この操作はページごとに小さなメタデータ値を1つ加え、ドキュメントの残りを無傷のままコピーします。再エンコードも再描画も行うページはありません。サイズが劇的に変わった結果は、ラスタライズ型ツールの証拠です。まさにこの手順が避けている近道です。
スキャンが上下逆さまです。どの角度を選べばいいですか?
180度です。上下逆のページに必要なのは半回転で、180度の回転1回が修正の全体です。90を2回押しても、角度は360で折り返すので同じ場所に着きますが、2手かける理由はありません。ページが逆さまではなく横向きなら、答えは90か270です。プレビューが向きを即座に明らかにしてくれます。